デジタルで写真を撮る時、自分が意識していることは「人に何かを伝えたい」という事だ。それは自分の視点だったり、めずらしい光景だったり、綺麗な物だったりと様々だが、それをやっててとても嬉しい時がある。それはそれを通じて人に喜んでもらえた時、だ。「どうして写真を撮るんですか?」そういった問いに対して、「人に見せる為です」と即座に答える人がどれだけいるだろうか。殆どの人は、結局はその為に撮っているはずである。自分の趣味で、自分の好きな世界を撮っていても、人に見られて褒められば嬉しい。単純な理屈だと思う。気に入っているものこそ、多くの人に見てもらいたいものだ。もちろん、大切な誰かの為だけに撮る事もあるだろうが、それはプライベートな写真だろう。僕は滅多に人を撮らないが、人を撮った時、いつも感じる事がある。それは、その絵に写っている人達から元気を貰えるている、という事。目の前の賑やかさをパッケージして、それを伝えて、喜んでもらって、自分も元気を貰えて、良い事ばかりだ。こうやって、自分の撮ったものを見ていると、「もっと人も撮ってみようかな」そんな気分にもなってくる。でも、それにはもっと人の撮り方勉強しないとね。一番のその勉強方法は、人をたくさん撮る事、なんだろうけど。
EOS5D MKⅡ・EF24-105mm F4L IS USM・RAW モノクロ現像
アートノート ウエダキヨアキの世界
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by itohikaru
| 2013-01-20 22:08
| 356のノート
最近、銀塩写真を撮る時は決まってコンデジを持ち歩く。どうしてかというと、待っている間に手持無沙汰になるからだ。その間に撮りに行った周りの景色をパシャパシャとカメラに収める。こうやって自分の撮っている環境を撮ってみると、改めて気付かされる事もある。「あっ、ここはこういう風に撮った方がいいな」とか「ここの岩肌の表情がいいな~」とか。別にコンデジで撮らなくても、景色を良く観察していればいいのだが、何故かカメラ越しでないと気付かないものというのがある。だから、たまにそれに熱中し過ぎて待ってる物を逃してしまうことも屡。・・・本末転倒である。えっ、一体何を待っているかって??それは光が射して来るのをです。僕の向き合う景色の中に。僕の進む道の向こう側に。
GR DIGITAL 4・白黒 JPEG・ハイコントラスト
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by itohikaru
| 2013-01-19 20:44
| 356のノート
旅をする、とはどういう感覚なのだろうか。また、どうして人は旅出たくなるのだろうか。自分が旅に出た事がない訳ではないが、この写真に写っている人の尺度で言えば、僕のそれは旅とは言えないだろう。毎年、夏の終わりに福岡で会うこの人物。知り合って今年で5年目を迎えようとしています。今回、旅の途中で僕の地元に来てくれて、久々に酒を交わして楽しい一夜を過ごしました。年間の3分の1以上を旅して過ごすという彼。しかも、移動手段は全てローカル線だ。青春18切符と時刻表を片手に、今日は何処を旅しているのでしょうか。駅のホームで遠くを見つめるその姿が印象に残りました。
GR DIGITAL 4・白黒 JPEG
アートノート
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by itohikaru
| 2013-01-12 17:19
| 356のノート
何にを思って、ここに「避難」と書いた看板を設けたのか。どうして、この場所にゴミをこんなにも放置しているのか。最上稲荷への初詣後、目にした光景なのですが。この看板と、ゴミの小山が印象に残りました。・・・しかし、この拡声器から音が発せられることはあるのだろうか・・・。一先ず、ゴミ集の漂うこの場からは避難したくなりました。
EOS5D MKⅡ・EF24-105mm F4L IS USM・手持ち撮影・F8.0
アートノート
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by itohikaru
| 2013-01-11 16:53
| 356のノート
ダンチクという植物をご存じでしょうか。 アセ とか ヨシタケ と呼ばれる事もあり、高さは4メートルほどにまで成長すると植物なのですが、今回それを初めて実際に見ました。場所は岡山の最上稲荷付近。駐車場に車を停めて。なにやら大きなもの生えているな・・・と思い近づいて見ればこの光景です。ビックリしました。ダンチクは、畑などに防風対策として植えられるそうですが、沖縄の離島では津波除けにダンチクの茎を集落の各所に立てて祈る儀式にもあるとか。その茎は竹程にもなり、オーボエ、クラリネットなどの木管楽器のリード部分の素材にもなるそうです。なかなか興味深いダンチクという植物。近くで見ると、自分がまるで小人にでもなった様な気分になります。
EOS5D MKⅡ・EF24-105mm F4L IS USM・手持ち撮影・F8.0
アートノート
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by itohikaru
| 2013-01-10 15:50
| 356のノート